6月発表のコペン、プロトタイプに試乗!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
軽自動車のオープン2座スポーツというカテゴリーは、近年では「ダイハツ COPEN(=コペン)」の独り舞台だったが、実はその歴史はけっこう奥深い。まずそこに登場したのが「ホンダ S360」で、そのデビューは1962年の東京モーターショーでのことだった。しかしS360はプロトタイプが出現しただけで発売されるには至らず、軽オープンスポーツが実際に市販モデルとして世に出るのは90年代初頭のことになる。
1991年に、ホンダがミドエンジンの「ビート」を、スズキがフロントエンジン後輪駆動の「カプチーノ」を、相次いで発売したのである。しかも1992年には、オープンではなかったけれど、マツダからミドエンジンにガルウイングドアを備える「AZ-1」も出現したから、90年代前半には軽自動車のスポーツカーが花盛りなのだった。しかしそれも、日本市場におけるスポーツカーやスペシャルティカー衰退の煽りを食って徐々に生産中止に追い込まれ、90年代も末に入る頃にはいずれも現役モデルとしては姿を消す運命にあった。
ところが軽オープン2座スポーツの流れは、新たなメーカーの参入によって2000年代に入って復活する。2002年に、ダイハツが「コペン」を発売するのである。それは、他メーカーのライバルがMRやFRといった専用シャシーを備えていたのに対して、ダイハツの軽の実用モデル用プラットフォームをベースにしたFFを採用するクルマだった。それに加えて、トップが電動油圧ポンプの開閉式だったのも、それ以前のライバルとは一線を画していた。
コペンは結局、発売開始から10年以上にわたって生産されるロングセラーとなり、2012年に生産を終了。輸出用の1.3リッターモデルを含むその間の総生産台数は6万6000台を超えた。それは、ビートの3万3000台強、カプチーノの2万6000台強を、圧倒的にリードする数字だった。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?